等比級数とは?
等比級数とは、初項と共通比という2つの要素を使って数列を表現する方法です。数列とは、数字が順番に並んだもののことを指します。等比級数は、例えばお金が一定の割合で増えていく場合など、実生活でもよく見られます。
初項と共通比
初項は、数列の最初の数字で、共通比は隣り合う2つの数の比率を表します。例えば、初項が2で、共通比が3の場合、数列は以下のようになります。
項数 | 数列 |
---|---|
この場合、初項の2に共通比の3をかけることで次の項が得られます。
等比級数の公式
等比級数の和を求める公式も覚えておくと便利です。初項をa、共通比をr、項数をnとすると、和は次のように表せます。
和 = a × (1 - rn) / (1 - r) (r ≠ 1)
公式の例
例えば、初項が2、共通比が3、項数が4の場合、和は次のように計算できます。
和 = 2 × (1 - 34
実生活の中の等比級数
等比級数は、実際の生活の中でもたくさんの例を見ることができます。たとえば、貯金が利子で増えていく時や、薬が体内でどんどん効いていく時などがそれにあたります。
まとめ
このように、等比級数は生活の中でもさまざまな場面で利用されている数学的な概念です。最初の数字とその後の数字の増え方を知っておくことで、より深く理解できるようになります。
div><div id="kyoukigo" class="box28">等比級数の共起語
数列:数列は、順番に並んだ数の並びのことを指します。等比級数は特定の形を持つ数列の一例です。
比:比は、二つ以上の数の間の関係を示すものです。等比級数では、隣接する項の比が一定になります。
公比:公比は、等比級数における二つの連続する項の比のことです。等比数列ではこの公比が常に同じ値になります。
初項:初項は、数列の最初の項を指します。等比級数の最初の数値のことです。
無限級数:無限級数は、無限に続く数列の合計を指します。等比級数も無限に続く場合があります。
収束:収束は、数列や級数がある値に近づいていくことを指します。無限等比級数は、公比の絶対値が1未満の場合に収束します。
発散:発散は、数列や級数が特定の値に近づかず、無限大に向かうことを指します。公比の絶対値が1以上のとき、無限等比級数は発散します。
数学:数学は、等比級数が扱われる学問分野で、数や形、パターンなどを研究します。等比級数は数学の基本的な概念の一つです。
合成数:合成数は、1と自分以外の数でも割り切れる数です。等比級数に出てくる数値に合成数が含まれることがあります。
実数:実数は、数の種類の一つで、等比級数に使われる数の範囲を広げることができます。等比級数の項や公比は実数であることが多いです.
div><div id="douigo" class="box26">等比級数の同意語幾何級数:等比級数の別名で、数列の各項が前の項に一定の比を掛けて得られる形の数列を指します。
指数関数:特定の数(底)を用いて、その数を指数にした形の関数です。等比級数は、指数関数の特別なケースとして理解できます。
数列の連鎖:各項が前の項の一定の倍数で生成される数列で、等比級数がこの形式に当たります。
比例級数:等比の性質を持つ数列で、各項が前の項との比例関係で成り立っています。
div><div id="kanrenword" class="box28">等比級数の関連ワード等比数列:各項が前の項に特定の数(公比)を掛けて得られる数列のこと。例えば、2, 4, 8, 16のように、各項が2倍されている場合は、公比が2です。
公比:等比数列において、各項とその前の項の比率を表す数値。公比が一定であることが等比数列の特徴です。
等比級数:等比数列の項をすべて足し合わせたもの。例えば、数列が2, 4, 8, 16の場合、これらの合計が等比級数です。
初項:等比数列の最初の項のこと。例えば、数列が3, 6, 12, 24の場合、初項は3です。
有限等比級数:特定の項数だけ足し合わせた等比級数のこと。これには計算方法があり、一般的には初項と公比を用いて求めることができます。
無限等比級数:無限に続く等比数列を合計したもので、収束する場合としない場合があります。公比が1より小さい場合に収束します。
収束:無限等比級数の和が特定の値に近づくこと。公比が1未満の場合、無限等比級数は収束します。
収束する条件:無限等比級数が収束するための条件で、具体的には公比が絶対値1未満であることです。
級数:数列の項を足し合わせたもの全般を指します。等比級数はその一つの形式です。
div>等比級数の対義語・反対語
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