
デバッガとは?
プログラムを作るとき、時には思いがけないエラー(バグ)が発生します。デバッガは、そのエラーを探したり、修正したりするための強力なツールです。デバッガを使うことで、プログラムの動きをひとつひとつ確認し、どこで問題が起きているのかを正確に知ることができます。
デバッガの働き方
デバッガは、プログラムの実行を一時停止(ブレークポイント)して、特定の状況を分析できます。例えば、計算が正しく行われているか、変数の値が期待通りになっているかをチェックできます。
デバッガの主な機能
機能 | 説明 |
---|---|
ブレークポイント | 特定の行でプログラムを一時停止できます。 |
ステップ実行 | プログラムを一行ずつ実行し、動作を確認できます。 |
変数の確認 | 現在の変数の値をリアルタイムで確認できます。 |
デバッガを使うメリット
デバッガを使うことで、バグを自分で見つけやすくなります。また、プログラムの思考過程を確認できるため、プログラムの学習にも役立ちます。特に初心者の方には、自分の書いたコードがどのように動くのかを理解する貴重な経験になるでしょう。
デバッガの種類
デバッガにはいくつかの種類があります。主に使われるのは、以下のとおりです。
- 統合開発環境(IDE)のデバッガ
- コマンドラインデバッガ
- ブラウザのデバッガ(Web開発用)
これらはそれぞれの環境に応じて使い方が異なるため、学習時には自分の環境に合ったデバッガを選ぶと良いでしょう。

プログラム:デバッガはプログラムの不具合を見つけるために使用されるツールです。プログラムとは、コンピュータに特定の指示を与えるための一連の命令です。
エラー:エラーは、プログラムが正しく動作しない原因となる問題やバグです。デバッガはこれらのエラーを特定し、修正する手助けをします。
バグ:バグはプログラムの中にある誤りや欠陥のことを指します。デバッガを使うことでバグを見つけ出し、修正することが可能になります。
トレース:トレースとは、プログラムの実行過程を追跡することです。デバッガは、プログラムがどのように実行されているかを確認するためにトレース機能を提供します。
ブレークポイント:ブレークポイントは、プログラムの特定の場所で実行を一時停止させるための設定です。デバッガを使用すると、ブレークポイントを設定し、プログラムがそのポイントに達した時点で調査ができます。
ステップ実行:ステップ実行は、プログラムの実行を一行ずつ進める機能です。これにより、デバッガを使って問題が発生する部分を詳細に調査できます。
変数:変数は、プログラム内でデータを保存するための記号や名前です。デバッガでは、変数の値を確認し、プログラムの動作を理解する手助けをします。
IDE:IDE(統合開発環境)は、プログラムの開発を行うためのソフトウェアです。多くのIDEにはデバッガが組み込まれており、開発者がコードを効率的にデバッグすることができます。
ロギング:ロギングは、プログラムの実行中に発生した情報を記録する機能です。デバッガと一緒に使用することで、問題の分析が容易になります。
ソースコード:ソースコードは、プログラムの本体となる人間が読める形式のコードです。デバッガはこのソースコードを解析して、エラーを検出します。
デバッグツール:プログラムのエラーを見つけて修正するためのソフトウェア。
エラーチェック:プログラムの動作中に発生するエラーを検出する過程。
トラブルシューティング:問題を特定し、解決するための手続きや方法。
デバッギング:プログラムのバグ(不具合)を取り除くための作業。
コード解析:プログラムコードを調査し、潜在的な問題を見つけるプロセス。
fault localization:障害が発生した場所を特定する手法やプロセス。
問題解決:プログラムに関する具体的な問題を解決すること。
プログラム診断:プログラムの状態や動作を詳しく調査すること。
デバッグ:デバッガを使用してソフトウェアのバグ(誤り)を見つけ、修正するプロセスのこと。
バグ:ソフトウェアやプログラムの中に存在する誤りや不具合のこと。これが原因で機能が正常に動かないことがある。
ブレークポイント:デバッガでプログラムを実行する際に、一時停止させる地点のこと。特定の位置でプログラムの状態をチェックできる。
ステップ実行:プログラムを一行ずつ実行していく方法。これにより、プログラムの動作を詳細に観察することができる。
ウォッチポイント:特定の変数や条件が変化したときにプログラムを停止させる機能。問題が発生している部分を詳しく調査できる。
コールスタック:プログラムの実行中に呼び出された関数の履歴を示す構造。エラーが発生した時の原因を探るのに役立つ。
トレース:プログラムの実行経過を記録すること。どのようにプログラムが進行したのか分析するのに役立つ。
エラーメッセージ:プログラムがエラーを検出した際に表示されるメッセージ。問題の特定や修正の手がかりとなる。
インタプリタ:プログラムを一行ずつ解釈し実行するソフトウェア。デバッガが組み込まれていることが多い。
IDE(統合開発環境):プログラムを作成・編集・デバッグするための一つのアプリケーション環境。多くの場合、デバッガが含まれている。
デバッガの対義語・反対語
デバッグとは?バグを検出する際の4つの観点とやり方を初心者向けに解説
デバッガ(デバッグツール)とは - IT用語辞典 e-Words