
致死性不整脈とは?知られざる心臓の危険信号を解説!
心臓は私たちの身体において非常に重要な役割を果たしています。心臓が正常に動かないと、体全体に深刻な問題を引き起こすことがあります。その中でも「致死性不整脈」という言葉は特に聞き慣れないものかもしれません。今回はこの致死性不整脈について、わかりやすく解説していきます。
不整脈とは?
まず、不整脈の基本的な定義について見ていきましょう。不整脈とは、心拍のリズムが正常でない状態のことを指します。心臓は通常、一定のリズムで拍動しますが、何らかの原因でそのリズムが乱れることがあります。この場合、心臓が速くなったり遅くなったり、時には全く拍動しなくなることもあります。
致死性不整脈とは?
致死性不整脈は、不整脈の中でも特に危険度が高いものです。心臓が非常に速いリズムで拍動する「心室頻拍」や、全く拍動しない「心室細動」が含まれます。これらの状態が続くと、心臓は効果的に血液を全身に送り出せなくなり、最終的には心停止を引き起こす可能性があります。簡単に言うと、命に関わる非常に危険な状態です。
致死性不整脈の原因
この致死性不整脈の原因は様々です。以下はその一部です:
原因 | 説明 |
---|---|
心臓病 | 心臓自体の疾患が原因で不整脈が起こることがあります。 |
ストレス | 過度のストレスが脳からの指令に影響を及ぼす場合があります。 |
飲酒や喫煙 | これらの習慣が心臓に影響を与えることがあります。 |
電解質異常 | 体内の電解質バランスが崩れると、心臓のリズムが乱れることがあります。 |
致死性不整脈の症状
致死性不整脈が起こると、以下のような症状が現れることがあります:
- 激しい胸の痛み
- 息切れ
- 意識が薄れる
- 急激な意識消失
これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
まとめ
致死性不整脈は、心臓の健康にとって非常に危険な状態です。早期発見と適切な対処が命を救うことにつながります。心臓には注意を払い、健康を保つことが大切です。

心臓:血液を全身に送る重要な臓器で、致死性不整脈は心臓の異常なリズムによって起こります。
不整脈:心臓の拍動が通常のリズムからずれた状態で、致死性不整脈は特に危険なタイプの一つです。
心停止:心臓が一定のリズムで動かなくなり、血液が全身に送られない状態。致死性不整脈から心停止に至ることがあります。
AED:自動体外式除細動器の略称。致死性不整脈が起きた場合、迅速にこの機器で心臓のリズムを正常に戻すことが求められます。
心血管:心臓と血管に関する疾患を指し、致死性不整脈は多くの場合、心血管系の問題に関連しています。
電気生理学:心臓の電気的特性を研究する学問で、致死性不整脈を理解するために重要な知識の一部です。
治療:致死性不整脈の原因に応じた治療法があります。薬物療法やカテーテルアブレーションなどが一般的です。
リズム:心臓の拍動のパターンを指し、正常なリズムが崩れると致死性不整脈が発生する可能性があります。
心筋:心臓の筋肉部分で、心筋に損傷があると不整脈が発生しやすくなります。
心室細動:心臓の心室が異常な電気信号によって無秩序に収縮し、血液を全く送り出せない状態。これにより致死的な不整脈が発生します。
心臓停止:心臓が機能を停止し、全身への血液供給が止まる現象。これも致死性不整脈の一形態といえます。
致死的心拍異常:心拍が異常に早くなったり遅くなったりすることで、生命が危険にさらされる状態。
心房細動:心房が速く乱雑に収縮することによって、心臓全体が正常に働かなくなる不整脈の一種で、重篤な場合は致死的になり得ます。
心臓:血液を全身に送り出すポンプとしての役割を果たす臓器。致死性不整脈は心臓の異常な電気信号によって引き起こされる。
不整脈:心臓の拍動が正常なリズムから外れる状態。致死性不整脈は特に危険なタイプで、命に関わることがある。
心室細動:心臓の心室が不規則に震えることで、血液を効果的に送り出せなくなる状況。これが致死性不整脈の一例である。
心室性頻拍:心室が異常に早いペースで収縮する状態。これも致死性不整脈の一つとして、重篤な影響を及ぼすことがある。
電気的興奮:心臓の拍動は電気信号によって制御されている。この信号が乱れることで不整脈が発生する。
救命処置:致死性不整脈が発生した際に行うべき緊急の対処法。心肺蘇生法やAEDの使用が含まれる。
心疾患:心臓に影響を与える病気や状態の総称。心疾患を持つ人は不整脈が起こるリスクが高くなる。
生活習慣病:肥満、高血圧、糖尿病など、生活習慣に起因する病気。これらは心疾患を引き起こし、致死性不整脈のリスクを高める。
致死性不整脈の対義語・反対語
該当なし
心臓突然死の主な原因のひとつである不整脈、「心室細動」とは?
致死性不整脈とは? - 院長の医学講座 - 小川聡クリニック