
XSSとは?
皆さんは「XSS(エックスエスエス)」という言葉を聞いたことがありますか?普段、私たちがインターネットを使う中で、もっとも注意が必要なのがこのXSSです。さて、今回はこのXSSについて詳しく解説します。
XSSの意味
XSSとは、「Cross-Site Scripting」の略称で、直訳すると「サイト間スクリプティング」という意味です。これはユーザーのウェブブラウザに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃方法の一つです。専用のコードを使って、ユーザーを騙すことが目的です。
XSSの仕組み
XSS攻撃にはいくつかの種類があります。ここでは、最も一般的な「ストアドXSS」と「リフレクトXSS」について説明します。
種類 | 説明 |
---|---|
ストアドXSS | 攻撃者が悪意のあるスクリプトをターゲットサイトのデータベースに保存し、他のユーザーがそのサイトにアクセスした際に実行される。 |
リフレクトXSS | 悪意のあるスクリプトが含まれたURLを開いたときに、即座にそのスクリプトが実行される。 |
XSSの被害にあうとどうなるの?
XSS攻撃を受けた場合、どのような被害を受けるのでしょうか?例えば、以下のようなものがあります。
- 個人情報の漏洩
- アカウントの乗っ取り
- フィッシング詐欺
これらの被害にあってしまうと、重大な問題につながります。自分を守るためにも、XSSについての理解を深めておくことは重要です。
どうやって防ぐの?
XSS攻撃から身を守るための対策には、いくつかのポイントがあります。
- 信頼できるサイトしか利用しない
- ブラウザのセキュリティ設定を強化する
- セキュリティソフトを導入する
まとめ
XSSは、ウェブサイトを利用する際に注意が必要な脅威です。その仕組みや影響を知ることで、自分や大切な情報を守るための一歩を踏み出せるでしょう。インターネットを安全に楽しむためにも、XSSについて学んでおくことをおすすめします。

dom-based xss とは:DOMベースのXSS(クロスサイトスクリプティング)は、ウェブサイトの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトを使って、ユーザーのブラウザで実行させる手法です。具体的には、ウェブページが表示されたときに、ページ内のJavaScriptがDOM(Document Object Model)を操作する際に、外部からのデータを不適切に扱うことで起こります。たとえば、ユーザーがURLのクエリパラメータに悪意のあるスクリプトを埋め込むと、ページがそれを実行してしまうことがあります。このような攻撃により、個人情報の盗難やセッションハイジャックといった危険があります。対策としては、ユーザーからの入力を適切に検証・エスケープすることや、安全なコンテンツのみを表示するようにすることが重要です。また、ブラウザのセキュリティ機能を利用し、信頼できるソースのスクリプトのみを実行することも大切です。初心者の方でも、自分のウェブサイトを守るために、基本的なセキュリティ対策を学ぶことが大切です。
reflected xssとは:Reflected XSS(リフレクティッドエックスエスエス)とは、攻撃者が特別なリンクを作成し、そのリンクをユーザーがクリックすることで発生するセキュリティの脆弱性です。例えば、Webサイトに送信されたデータを使って、ページが変わったように見えることがあります。攻撃者はこの仕組みを利用して、ユーザーの情報を盗んだり、不正な操作をさせたりします。たとえば、あなたがSNSのリンクをクリックしたとします。そのリンクが実は攻撃者が仕掛けたもので、あなたのアカウント情報が盗まれてしまうかもしれません。このような危険から身を守るためには、信頼できるサイトやリンクを利用することが大切です。また、公式サイトから直接ログインすることも重要です。自分を守るために、不審なリンクをクリックしないようにすることを心がけましょう。特に、メールやSNSで知らない人から送られたリンクには十分な注意が必要です。
self-xss とは:Self-XSSとは、ウェブサイトやアプリケーションに入力した情報が、ユーザー自身によって悪用されることを指します。例えば、悪意のあるコードを自分のブラウザのコンソールに貼り付けて実行することで、自分のアカウント情報や個人データが盗まれたり、アカウントが乗っ取られたりする可能性があります。これは他人が攻撃を仕掛けるのではなく、自分が自分を攻撃してしまうという点が特徴です。特にSNSやチャットアプリで、友達から送られてきたメッセージに悪意のあるコードが含まれていると、知らず知らずのうちに危険な行動をとることがあります。このため、Self-XSSを防ぐためには、信頼できないリンクやメッセージを無闇にクリックしないこと、コンソール操作を避けることが重要です。また、パスワードを定期的に変更することや、二段階認証を設定することも有効です。安全にインターネットを利用するためにも、このような知識を身につけて、Self-XSSの危険性を理解しましょう。
stored xss とは:ストアードXSS(ストアードエックスエスエス)とは、ウェブサイトにユーザーが意図せずに悪意のあるコードを埋め込んでしまう攻撃の一種です。この攻撃は、特に掲示板やコメント欄など、ユーザーが自由に情報を投稿できる場所で見られます。攻撃者は、悪意のあるJavaScriptコードを入力します。このコードがサーバーに保存され、他のユーザーがそのページを開くと、コードが実行されてしまいます。こうなると、ユーザーの個人情報が盗まれたり、不正に操作されたりすることがあります。ストアードXSSの問題は、単に悪意のあるコードを一時的に表示されるのではなく、サーバーに保存されるため、いくらでも被害が続く点にあります。そのため、ウェブサイトの運営者は対策をしっかりと行う必要があります。たとえば、ユーザーが入力した情報を必ずチェックし、不正なコードが含まれているかを確認することが重要です。また、ブラウザでも適切なセキュリティ設定を行いましょう。ストアードXSSは多くの人に影響を与える可能性があるため、安全なウェブ体験のために、しっかり理解しておくことが大切です。
クロスサイトスクリプティング(xss)とは:クロスサイトスクリプティング、略してXSSとは、ウェブサイトのセキュリティ上の脅威の一つです。簡単に言うと、悪意のある人がウェブサイトに不正なスクリプトを埋め込むことによって、他のユーザーを攻撃する手法です。この攻撃が成功すると、知らないうちにパスワードや個人情報が盗まれてしまうことがあります。例えば、あなたがあるSNSでコメントをするとき、そこに誰かが悪意のあるスクリプトを仕込んでいたとします。あなたがそのコメントを見た瞬間、そのスクリプトが動き出して、あなたのアカウント情報を盗み取るかもしれません。このように、XSSは普通のユーザーにとっても非常に危険な存在です。対策としては、信頼できるサイトを利用すること、最新のセキュリティ対策を施すこと、そして、不審なリンクをクリックしないようにすることが大切です。あなたの情報を守るために、XSSの理解を深めることはとても重要です。
クロスサイトスクリプティング:XSSの日本語訳。ウェブサイト間で悪意のあるスクリプトを実行させる攻撃手法です。
攻撃:XSSを利用して情報を盗んだり、不正に操作をする行為。
セキュリティ:XSS攻撃から守るために必要な対策や技術のこと。
悪意のあるコード:XSS攻撃に利用される、ユーザーに知られず実行されるスクリプトやプログラム。
Cookie:ウェブサイトがブラウザに保存するデータ。XSS攻撃によって盗まれることがある。
フィッシング:ユーザーに偽の情報を列挙して、個人情報を盗もうとする手法。XSSと組み合わせることがある。
インジェクション:悪意のあるコードを他の正常なコードに組み込む攻撃手法。XSSもその一種。
コンテンツセキュリティポリシー(CSP):XSS攻撃を防ぐために、ウェブサイトが設定できるセキュリティルールのこと。
JavaScript:XSS攻撃でよく使われるプログラミング言語。ウェブページの動的な表示を制御します。
検証:ユーザーからの入力データをチェックすることで、XSS攻撃を未然に防ぐ手法。
クロスサイトスクリプティング:XSSの日本語表記で、Webサイトにおける脆弱性の一つ。攻撃者が他のユーザーのブラウザで悪意のあるスクリプトを実行させることができる。
スクリプトインジェクション:ウェブアプリケーションに不正なスクリプトを挿入する手法で、XSSはその一種。
クライアントサイド攻撃:XSSを通じて、攻撃者がブラウザ上で利用者に対して行う攻撃全般を指す。
CSRF:Cross-Site Request Forgery(クロスサイトリクエストフォージェリ)の略で、セッションの乗っ取りなどと混同されがちだが、XSSと違ってリクエストを偽装する攻撃。
セッションハイジャック:ユーザーのセッション情報を盗み取って不正にアクセスする行為で、XSSを利用してセッション情報を取得することがある。
悪意のあるスクリプト:攻撃者がユーザーのブラウザ上で実行する非合法なプログラムのことで、XSS攻撃の主要な要素。
クロスサイトスクリプティング:XSS(クロスサイトスクリプティング)は、悪意のあるユーザーがウェブサイトに不正なスクリプトを挿入し、他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法です。例えば、フォームに悪意のあるコードを埋め込むことで、ユーザーのクッキー情報を盗むことができます。
悪意のあるコード:攻撃者が挿入する不正なプログラムやスクリプトのことです。これにより、ユーザーの情報が漏洩したり、セッションが乗っ取られたりする可能性があります。
セキュリティホール:システムやアプリケーションに存在する脆弱性のことで、攻撃者が侵入する隙間を指します。XSS攻撃は、このセキュリティホールを利用します。
ウェブアプリケーションファイアウォール (WAF):ウェブアプリケーションに特化したファイアウォールで、XSSを含む様々な攻撃から保護するためのツールです。WAFは、悪意のあるリクエストを検知し、ブロックします。
入力バリデーション:ユーザーからの入力データが正しいかどうかを検証するプロセスです。適切なバリデーションを行うことで、XSS攻撃を防ぐ効果があります。
エスケープ処理:ユーザーからの入力データを安全に表示するために、特定の文字を別の形式に変換する手法です。これにより、悪意のあるスクリプトが実行されるのを防ぎます。
CSP (Content Security Policy):ウェブサイトが実行するコンテンツのセキュリティを強化するためのポリシーで、許可されたリソースのみを読み込むことを設定できます。これにより、XSS攻撃のリスクを低減します。
セッションハイジャック:ユーザーがログイン中に、攻撃者がユーザーのセッションを不正に取得し、その権限を悪用する攻撃です。XSSによりクッキー情報が漏洩すると、セッションハイジャックが発生する可能性があります。
xssの対義語・反対語
該当なし
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