全乳とは?
全乳と聞くと、牛乳の一種を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?全乳は、牛乳から水分をほとんど取り除かず、乳脂肪分や栄養素がそのまま残ったミルクのことを指します。具体的には、乳脂肪分が約3.5%~4%含まれている牛乳のことを全乳と言います。
全乳の栄養価
全乳には、私たちの体に必要な栄養素が豊富に含まれています。以下の表に、全乳に含まれる主な栄養素をまとめました。
栄養素 | 含有量(100mlあたり) |
---|---|
エネルギー | 66 kcal |
たんぱく質 | 3.2 g |
脂質 | 3.6 g |
カルシウム | 120 mg |
ビタミンB2 | 0.17 mg |
全乳は特にカルシウムが豊富で、骨を強くするために必要な栄養素です。また、たんぱく質も多く含まれているため、成長期の子どもや、運動をしている人にとって非常に重要な飲み物と言えるでしょう。
全乳と低脂肪乳の違いは?
一般的に市販されている牛乳には、全乳の他に低脂肪乳や脱脂乳があります。低脂肪乳は乳脂肪分が1%~2%程度に減らされていて、脱脂乳は乳脂肪分が0.5%未満にされているものです。
脂肪分が少ないため、全乳よりもカロリーは低めですが、全乳に比べて満腹感が得られにくいというデメリットもあります。したがって、自分の健康状態やライフスタイルに応じて選ぶことが大切です。
全乳の健康への影響
全乳はコレステロールを含んでいるため、摂りすぎには注意が必要ですが、適量を取り入れることで次のような健康効果が期待できます。
まとめ
全乳は栄養が豊富で、健康維持に役立つ大切な飲み物です。子どもから大人まで、体に必要な栄養素を効率よく摂取するために、日常的に取り入れると良いでしょう。しかし、個々の健康状態や目的に応じて、摂取量を調整することが大切です。
牛乳:牛から搾った乳。全乳は乳脂肪分が高く、クリーミーな味わいが特徴。
乳脂肪:乳に含まれる脂肪のことで、全乳の豊かな風味やクリーミーさを生み出す成分。
栄養:全乳はカルシウム、ビタミンD、タンパク質など、多くの栄養素を含んでいる食品。
飲料:全乳はそのまま飲むことができる飲料として人気があり、料理やお菓子作りにも使われる。
カルシウム:骨や歯を強化するために必要なミネラル。全乳は特に良いカルシウム源として知られている。
アレルギー:乳に対するアレルギー反応を示す人がいるため、全乳が適さないこともある。
加工乳:全乳とは異なり、加工された乳製品(低脂肪乳や脱脂乳など)を指す言葉。
乳製品:全乳を原料として作られる食品(ヨーグルト、チーズなど)の総称。
ビタミン:全乳にはビタミンAやビタミンB群などが含まれ、健康維持に寄与する。
クリーミー:全乳の舌触りや見た目が豊かで滑らかなことを表現する言葉。
牛乳:乳牛から搾った生乳を加工せずにそのままの状態で提供される飲料。全乳と同じく、乳脂肪分が高い。
フルファットミルク:乳脂肪分が豊富でクリーミーな味わいのミルク。加工されていない牛乳と同義で、全乳を指す英語表現。
クリームミルク:乳脂肪分が高くクリーミーな風味が特徴の牛乳。一部の地域では全乳と同じ意味で使われることがある。
無調整牛乳:乳脂肪分を調整していない牛乳のこと。全乳はこのタイプに含まれる。
全脂牛乳:乳脂肪が含まれる全ての成分をそのまま残している牛乳。全乳と同じ意味で使われることが多い。
牛乳:牛から搾った乳で、全乳はこの牛乳の中でも成分をそのまま残したものを指します。
脱脂乳:牛乳から脂肪分を取り除いたもので、カロリーが低いですが栄養価もやや減少します。
乳脂肪:乳製品に含まれる脂肪で、全乳にはこの乳脂肪が多く含まれており、濃厚な味わいを与えます。
カルシウム:全乳はカルシウムの供給源として知られ、骨の健康を保つために重要なミネラルです。
乳糖:牛乳に含まれる糖であり、腸内で分解されエネルギー源になりますが、一部の人には消化不良を起こすことがあります。
プロバイオティクス:腸内環境を整える善玉菌が含まれており、全乳から作られるヨーグルトには特に豊富です。
全粉乳:牛乳を乾燥させて粉状にしたもので、全乳と同様に栄養素がそのまま残されています。
乳製品:全乳から作られる様々な製品(ヨーグルト、チーズ、バターなど)を指し、全乳を基に多くの食品が製造されています。